奄美群島サンゴ礁シンポジウム2012開催

奄美群島サンゴ礁シンポジウム2012を開催しました。

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奄美群島サンゴ礁シンポジウム2012 〜知ろう 守ろう 奄美のサンゴ〜 日時:平成24年5月26日(土)17:00〜19:30ì 場所:知名町フローラル館 主催:奄美群島サンゴ礁保全対策協議会 プログラム 17:00〜開会 17:10〜基調講演「サンゴ食害生物とその対応」

財団法人 黒潮生物研究財団 黒潮生物研究所 所長 岩瀬 文人 氏

17:50〜奄美群島におけるサンゴ礁保全に向けた取り組み報告

    1.「奄美大島におけるサンゴ礁保全の取り組み」

      ティダ企画有限会社 代表取締役 興 克樹 氏

2.「徳之島におけるサンゴ礁保全に向けた取り組み」

      工房海彩 代表 池村 茂 氏

3.「沖永良部島におけるサンゴ礁保全の取り組み」

      沖永良部島珊瑚守り隊 隊長 中野 幸一 氏

4.「沖永良部島におけるサンゴ礁現況報告」

    知名町サンゴ礁保全対策協議会 会長 河本 起世久 氏

5.「与論島におけるサンゴ礁保全の取り組み」

      ヨロンの海サンゴ礁再生協議会 事務局長 渡辺 暢男 氏

18:50〜休憩 19:00〜パネルディスカッション     コーディネーター:興克樹氏

    パネリスト:岩瀬文人氏、池村茂氏、中野幸一氏、河本起世久氏、渡辺暢男氏

19:00 閉会

黒潮生物研究所の岩瀬文人氏によるサンゴ害生物とその対策と題した基調講演では、サンゴ礁保全のあるべき姿と酢酸注射によるオニヒトデ駆除の最新知見を発表して頂きました。オヒトデ駆除数が大事ではなく、いかにサンゴを保全できたかが重要であると強調されていました。守るべきサンゴ群集がある場合は、駆除を繰り返し、結果モニタリングが必要であり、適正なオニヒトデ分布密度は2個体/15分観察が駆除効果の判断基準になるとの事でした。従来のオニヒトデを海中で採捕し陸上で処分する方法に比べ、酢酸注射による駆除法はより効率的で安全であるが、刺傷の危険は残るとのことでした。

奄美大島の取り組み報告では、ティダ企画代表の興克樹氏から奄美群島のこれまでのオニヒトデ駆除数の推移やサンゴ礁保全対策事業によるモニタリングおよび駆除の概要説明、瀬戸内町海を守る会のリーフチェックの結果報告がありました。

徳之島町の工房海彩代表の池村茂氏から母間に移植したサンゴが順調に成長しているとの報告がありました。ヤコウガイ細工体験や稚貝放流体験とともに子供達へのサンゴ礁観察会を実施している様子の紹介もありました。

沖永良部珊瑚守り隊隊長の中野幸一氏からは珊瑚守り隊のボランティア駆除の活動報告があり、平成14年から延べ4792匹のオニヒトデ駆除を行ない、メンバーの方々と楽しみながらサンゴ保全に取り組んでいるとのことでした。

知名町サンゴ礁保全対策協議会会長の河本起世久氏からは、昨年の大雨で相当量の赤土流出があったが、サンゴ群集への影響は軽微であったとの報告がありました。島内各地でのサンゴ群集や海洋生物の紹介もありました。

ヨロンの海サンゴ礁再生協議会事務局長の渡辺暢男氏からは、再生協議会の取り組みやリーフチェックの紹介もありました。陸水流入海域での水質調査やコーラルチェック(シュノーケリングによるインリーフ版リーフチェック)を実施予定とのことでした。

パネルデスカッションでは、今年2月宮古島でのオニヒトデ刺傷によるアナフィラキシーショック死亡事故を受け、オニヒトデ駆除の安全対策についても議論されました。過去にオニヒトデに刺され症状が重かった方は駆除に参加させていない場所もあるとのことでした。アナフィラキシーに対応した自己注射薬エピペンの紹介もありました。

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