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2004年ー2018年サンゴ礁モニタリング・オニヒトデ駆除取りまとめ報告(令和元年度事業)

 

 奄美群島サンゴ礁保全対策協議会では、2004年〜2018年の15年間に実施されたサンゴ礁モニタリングおよびオニヒトデ駆除の取りまとめ調査を行ないました。2004〜2008年は、喜界島を除く群島各地でオニヒトデの大発生があり「サンゴの減少期」であり、2009〜2018年は大発生が収束し、サンゴは緩やかな回復傾向がみられる「サンゴの回復期」となっています

 奄美群島サンゴ礁保全事業は、以前の「オニヒトデ駆除」から「守るべきサンゴ群集の保全」に重点を置く事業へと変わり、サンゴ礁モニタリングを通して、特に生サンゴ被度の高い海域、サンゴ幼生供給源となりうる海域、観光資源として重要な海域を、各市町村でサンゴ重点保全海域に設定し、保全海域および保全海域周辺海域での集中的、継続的な駆除が行なわれています。保全海域の環境はそれぞれの地域ごとに異なるため、潮流や季節風、海底地形等から選定されています。また、オニヒトデ大発生には、迅速かつ柔軟に保全海域の選定やや変更を行なう体制が構築されています。

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